平井歯科医院について
– 医院理念「患者様本位の治療を目指す」
「患」という文字が表しているのは「心に串が刺さっている」様子。
その「串」である不安を丁寧に取り除き、患者様を健康へと導くことが当院の目指すべきところです。患者様のほとんどは、何かしら心に不安や悩みを抱えて来院されています。
患者様の「心の串」を取り除くために、私たちは患者様が抱える不安や悩みを丁寧に聞き、共感し、納得いただいた上で治療を進めています。また、患者様の要望に可能な限り応え、寄り添った治療を行っています。
〜理念が生まれた背景〜 山鹿で求められている「患者様本位の治療」
現在の理念の基盤となったのは、先代院長である父の姿。 高齢者が多い山鹿では、患者様のお口の状態がそれぞれ大きく異なり、抱えている不安や悩みも人によってさまざまです。だからこそ、ここ山鹿では患者様一人ひとりの状態と要望に寄り添った診療が求められていました。
そんな中で父が行っていたのが「患者様本位の治療」。急患の連絡が入ればたとえ正月でも診療をするほど、目の前の患者様を第一に考える歯科医師でした。 そんな父の姿に影響を受け、継承後は「患者様本位の治療」を理念に掲げています。 これからも「患者様本位の治療」を行い、心の串を取り除く歯科医院であり続けます。

「患者様本位の治療」のために
⚫︎聞く・説明・納得の3ステップ
平井歯科医院では、悩みを聞いた上でベストな治療の提案と説明を行い、患者様に納得いただいた上で治療へ進みます。
まずは「聞く」。治療に入る前に患者様と世間話を交えながら、困り事や気になることを丁寧にお伺いします。
次に「説明」。患者様に不安を抱かせないように専門用語を避け、わかりやすい言葉と例えを用いた説明を心がけています。また、治療前には毎回口腔内写真やカウンセリングソフトを使用し、自分のお口の状態とこれから行う治療について理解できるように工夫しています。
このように患者様のお悩みを聞き、口腔内写真やカウンセリングソフトを使い、患者様がお口の状態と治療内容を理解し「納得」いただけた上で治療を進めていきます。

⚫︎山鹿のニーズにぴったりの診療を
「自分が診た患者様が診療室に来られなくなったらこちらから伺う」
私が横浜で勤務していた時にお世話になった先生の言葉です。この考え方に共感し、患者様の通院が難しくなった場合はご自宅まで伺い、最後まで責任を持って診療を行っています。
訪問診療は患者様の自宅や施設で行うため、扱える機材は限られています。医院の環境とは全く異なる環境下での治療ですが、治療のレベルを下げないように取り組んでいます。
現在高齢化とともに需要が上がっている訪問診療。訪問診療を促進するには、歯科医院と介護の現場をつなぐことが必要です。そのために、当院はケアマネージャーとの交流会・講演会を開き、啓蒙活動を行っています。

– 診療方針「丁寧で確実な治療」
〜診療方針が生まれた背景〜 方針転換のきっかけは麻酔への恐怖
いきなり歯を削ったり、勝手に治療を進めたり、精神的な不安や痛みを感じる治療を行うことは絶対にありません。必ず事前に説明を行って不安や疑問を解消し、納得いただいた上で治療を進めています。
患者様に寄り添った丁寧な治療を行うようになったきっかけは、他院での治療で麻酔を打たれた際に恐怖を感じたこと。
その際に、「治療を受ける患者様はこんなに怖い思いをしているんだ」「麻酔注射ってこんなに痛いんだ」と初めて患者様の気持ちを知ったのです。
それ以来、麻酔注射の際には必ず表面麻酔を使用して痛みを減らし、患者様への声かけをするなど、患者様の立場に立った診療をするようになりました。

〜方針に沿った診療のために〜
健康づくりに必要なのは
患者様とのコミュニケーション
初診で来院される患者様の多くは歯科治療に対して苦手意識を持っているものです。そこで当院では、患者様に安心して治療を受けてもらうために、世間話や説明を積み重ねています。
治療とこまめなコミュニケーションが信頼につながり、多くの患者様が継続して通ってくださっています。患者様の信頼を得ることが、結果として健康につながっているのです。
これからの平井歯科医院
後期高齢者の口腔機能維持を目指して
患者様には何歳になっても「ものを噛んで食べること」を大切にしてほしいと私たちは考えています。
そこで当院では、最近保険適用となった「口腔機能低下症」の検査と改善運動の指導に積極的に取り組んでいます。検査と指導のために専用アプリを導入し、検査キットを使用した測定を通じて指導や対策を行える仕組みを整備しています。
「口腔機能低下症」は今までになかった病気ですが、保険適用となってからは患者様からの関心も高まっています。今後さらに高齢化が進み、口腔機能に問題を抱える患者様の増加が予想されます。この新しい治療分野を院内に浸透させ、他院に先駆けて対応を進めて、山鹿の患者様の健康を長く守ります。

スタッフへの想い
これからも同じ方向を向いて努力できるように
平井歯科医院では、スタッフが売上目標に追われることなく連携をとりながら業務に集中するために、ノルマの設定や強要は行っていません。
また、プレッシャーを感じながら働いて欲しくないので、目標達成までの残売上も伝えていません。代わりに「頑張ってくれてありがとう」といつも伝えています。
今後も売り上げ目標に追われず、スタッフがそれぞれの業務に集中できる体制を作るためにもスタッフの増員を行います。そして、今よりもスムーズに診療を回せるように、みんなで同じ方向を向いて協力していける職場づくりを目指します。