業務内容
お仕事紹介
歯科衛生士・歯科助手・受付のお仕事と診療の流れをご紹介します。
平井歯科医院の1日の来患数は30~40人。 平日は専業主婦や後期高齢者の患者様が多く、土曜日は20〜50代の現役世代の患者様が多くいらっしゃいます。 当院は診療の中でヒアリングと説明を重視しているため、患者様とお話しする機会は多めです。お話し好きな方、対話を通して診療を楽しく進めたい方にはピッタリです。

仕事内容
清掃・診療準備
待合室と受付、トイレやスタッフルームを掃除。診療室や滅菌室も汚れがないように清掃します。手が空いていたら外構や駐車場も綺麗にします。
また、清掃と並行してユニットと器具の準備を行います。各ユニットの電源を入れて必要な器具を用意し、朝一番のアポイントに備えます。
【清掃箇所】
受付 / 待合室 / トイレ / 診療室 / 滅菌室 / スタッフルーム / スタッフ用トイレ / 外構・駐車場
午前診療開始
⚫︎歯科衛生士業務
平井歯科医院のアポイントは一枠30分。基本的に予約制ですが、1日に2〜3人ほど急患が来られます。
診療の中では、歯周治療のみ担当制を採用しています。患者様の担当につき、経過や状態の変化を写真で毎回確認することで、確実な改善に繋げられています。
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⚫︎歯周治療
- ・SRP
- ・スケーリング
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⚫︎口腔衛生指導
- ・ブラッシング指導(TBI)
- ・生活習慣指導
- ・ケア用品処方
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⚫︎予防管理
- ・PMTC
- ・エアフロー
- ・矯正ワイヤーのメンテナンス
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⚫︎ プラークコントロール
- ・PCR
- ・染め出し


⚫︎アシスト業務
主に歯科医師のアシストを行います。外科処置の所要時間は約1時間です。必要な器具の準備と手術中の受け渡し、バキュームなどを行います。
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⚫︎歯科医師のアシスト
- ・患者様誘導
- ・チェアサイド診療前問診
- ・サブカルテ記入
- ・歯式記入
- ・器具の準備
- ・バキューム
- ・ライティング・声かけ
- ・抜歯のアシスト
- ・歯周外科のアシスト
- ・インプラントのアシスト
- ・診療後の注意事項説明
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⚫︎歯科模型の作成
- ・アルジネート練和
- ・セメント練和


⚫︎検査
プローブや検査キットを使用して、歯周病や口腔機能低下症の検査を行います。
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- ・歯周病検査(基本検査・精密検査)
- ・歯科衛生士実地指導
- ・口腔機能低下症検査
口腔機能低下症検査の流れ
後期高齢者の口腔機能低下による誤嚥性肺炎や生活習慣病等の重症化を予防するために、歯・歯肉の状態、口腔内の衛生状態や咀嚼を含む口腔機能をチェックします。
①口腔内チェック
患者様の舌に舌苔がどれくらいついているかを確認します。
②口腔乾燥検査(3回)
口腔水分計の「ムーカス」を使用して、舌の湿潤度を測ります。
③舌唇運動機能低下検査
制限時間内に「パ」「タ」「カ」をそれぞれ早く繰り返し発音させ、発音回数で舌唇運動の機能を測定します。
④舌圧検査(3回)
舌圧測定器のプローブ(風船)部分を舌と上顎で押しつぶさせて、舌の裏側の機能を測ります。
⑤咀嚼機能検査
グミゼリーを咀嚼後に吐き出させ、唾液を「グルコセンサー」に塗布してグルコース濃度を測定します。
⑥嚥下機能低下検査
最後に、「食事の際に飲み込みづらさはないか?」など、摂食嚥下に関する問診を行います。
検査終了後、患者様と結果を確認しながら健康管理方針を設定します。
検査結果に異常が出た場合は、口腔機能維持のためのトレーニングを紹介します。トレーニングの解説動画を自宅で再生できるように、QRコードを印刷した紙を渡して、定期健診の中で効果を確認します。


⚫︎撮影
当院では、全ての患者様に口腔内写真とレントゲン写真を用いた症状の説明を行っています。歯科衛生士には患者様の装置への誘導と位置調整、セッティングまでを行っていただきます
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⚫︎口腔内写真撮影
- ・5枚法
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⚫︎X線写真撮影
- ・パノラマX線撮影
- ・デンタルX線撮影影
- ・CTスキャン


※スタッフの出勤状況や時間帯によって、受付業務をお任せすることもあります。
⚫︎歯科助手業務
主に必要な器具の準備と手術中の受け渡し、診査用具の準備や器具の清掃などを行います。
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⚫︎診療アシスト
- ・患者様誘導
- ・歯式記入
- ・外科器具の準備
- ・バキューム
- ・ライティング・声かけ
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⚫︎歯科模型の作成
- ・アルジネート練和
- ・セメント練和


⚫︎受付業務
患者様から預かった保険証を管理し、カルテを準備します。
また、会計後受付で次回のアポイントを取ります。電話予約やネット予約システムで依頼が来ることもあります。
会計時には自動精算機を使用するので、会計ミスはありません。
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- ・カルテ出し
- ・カルテチェック
- ・会計
- ・ネット予約管理
- ・予約対応
- ・電話対応
- ・技工物引き取り対応
- ・備品発注
- ・午後一番の患者様の器具準備


後片付け
アポイントが落ち着いてきた時間帯から、各ユニットのスピットンを清掃します。 清掃が終わったら器具を滅菌し、使用した器材やその日出たゴミなどを片付けます。カルテチェックとアポイントの連絡を行い、明日一番に来院される患者様の器具準備を行います。
退勤
片付けと準備が終わったら退勤です。手が空いた人から片付けを始めるので、残業がなく定時に退勤できます。 療後の掃除はありません。清掃ロボットや業者さんにお任せしています。
1日の流れ

先輩衛生士の1日をご紹介します。
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– 5:30
起床・身支度5時半に起き、朝ごはんを食べて支度をします。 自分の支度ができたら子どもを起こして朝ごはんを食べさせ、保育園の準備をします。 お弁当の用意やメイク、着替えなどの準備をいつも1時間ほどでパパッと終わらせています。
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– 7:15
出発準備ができたら家を出ます。 途中で保育園に子どもを預けます。
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– 7:40
出勤いつも診療開始時間の大体30分前に到着しています。 家からユニフォームを着て出勤しているので、到着後の準備がスムーズです。
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– 7:45
診療前の準備院内の清掃、ユニットや器材の準備、来院予定の患者様のカルテチェックを毎朝行います。 タービンとコントラの油抜き、各チェアーのバー類、綿球、ロールワッテ等の準備もします。家からユニフォームを着て出勤しているので、到着後の準備がスムーズです。
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– 8:10
午前の診療準備を済ませ、午前診療開始です。午前中はご高齢の患者様が多くいらっしゃいます。 患者様とスタッフ間でのコミュニケーションを大切にしながら、真剣に診療に取り組んでいます。
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– 12:00
昼休みお昼休みはスタッフ同士で談話しながら休憩室でお弁当を食べています。もちろん、外食に行くのも自宅に一度帰るのもOKです。 昼休み中は受付の電話を留守電にしていますので、電話応対もありません。連絡等を気にせずにゆっくりと休憩できます。 昼食を食べ終わった後は歯磨きをして、お昼寝しています。
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– 13:30
午後の診療午後診療開始です。午前診療と同じく、患者様に笑顔で丁寧に接します。 平日の午後は幼稚園生から小学生までのお子さんの患者様が多くいらっしゃいます。 患者様の不安を取り除けるように、明るく笑顔で接しています。
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– 17:00
後片付けアポイントの状況によって変動しますが、大体17:00頃から院内およびユニットの清掃、器材の後片付けを行います。 定時退勤に向けて、手が空いた人から取り掛かります。
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– 17:30
退勤基本的に17:30に退勤しています。院内の掃除は院長がやっているので、定時はオーバーしません。 床の掃き掃除・拭き掃除は院長が最近導入した清掃ロボットがやってくれます。 退勤後は18時までに保育園のお迎えに行きます。
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– 18:00
お迎え・帰宅子どもを保育園に迎えに行きます。 帰宅後は夕食を作って食べます。夕食片付け後に子どもと一緒にお風呂に入ります。
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– 21:00
寝かしつけ・明日の準備子どもを寝かしつけた後は明日の準備をします。 保育園バッグと明日の仕事の準備、お弁当の準備もします。 忘れ物がないかをチェックして準備が完了したら、自由時間です。眠くなるまでゆっくり過ごします。
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– 23:00
就寝明日も朝早いので、少し早めに寝ます。
– 教育方針同じミスを繰り返さないための相互理解
ミスは誰にでもあることですが、繰り返してしまうと自信を無くしてしまいますよね。
しかし、この壁を乗り越えることで、あなた自身の大きな成長と自信につながります。医院側としても診療がさらに円滑になり、治療の質も上がるので、お互いのプラスになるように、なるべくミスを減らしていきたいと考えています。
ミスが起こるのは、教育する側とされる側の意思疎通がうまくできていないことが原因。これを解決するには、お互いの考えを理解することが必要です。そこで、私たちは新人スタッフの考えを理解するために、わからないことやミスの理由を丁寧に聞き取ります。そして、相互理解を深めてお互いに納得のいく指導を行い、共に成長を目指します。

⚫︎みんなで考えるあなたへのフィードバック
先輩一人ひとりの言うことが違うとなかなか成長には繋がりませんし、困ってしまいますよね。
そこで、当院では、新人スタッフへのフィードバックにブレがないように心がけています。フィードバックや指導を行う際には院長と先輩スタッフの間で相談し、考えを擦り合わせて指導内容に一貫性を持たせています。そのため、「院長と先輩の行っていることが違う!」と研修中に迷ったり悩んだりすることもありません。

⚫︎手厚いフォローで失敗も怖くない
入職後は、とにかく何でもやってみないとわかりません。「まずはやってみる姿勢」を大切にしてもらっています。最初はミスしても問題ないように先輩スタッフが隣でカバーするので、失敗を恐れずに挑戦できますよ。
説明後に一度業務を経験していただき、ミスや足りない部分を治していくトライアンドエラーの流れで仕事を覚えていただいています。その後、同じミスを繰り返さないようにフォローしていきます。
\ 業務のワンポイント / 医療人としての第一歩は「患者様を知ること」
当院は家族ぐるみで通われる患者様が多い医院です。お話のきっかけとして、まずは患者様のご家族について聞いてみてください。
これまで患者様と接するのが苦手だった人や経験がなかった人にとっては少し難しく感じるかもしれません。
ですが、当院の患者様は温和でお話が好きな方が多くいらっしゃるので、初対面の方でも話しかけやすいですよ。患者様の方から話しかけてもらえることもあるほどです。
また、長年通われている患者様も多い当院。患者様と良い関係を築けているので、ご家族の話もしやすいです。患者様を覚えるのが苦手な人も、お話を通してご家族の関係性やどんな方なのか、どんな生活習慣なのかなどを少しずつ覚えていけますよ。
さらに、ご家族の話題を通して、患者様から「覚えてもらっている」「家族を気にかけてくれている」と喜びの声をいただけます。
ご家族全員で安心して通っていただくためにも、お話を通して患者様に信頼していただけるようになりましょう。
入職後の流れ
あなたの悩みを聞くことからスタート。
不安に寄り添ったフィードバックで苦手を克服。
新卒入社の場合は、持っているスキルや得意分野に合わせて段階的に指導を行います。目安として、半年かけて一通りの業務ができるレベルを目指します。 しかし、成長スピードや得意・不得意は一人ひとり違うため、様子を見ながら少しずつ患者様の担当についてもらいます。
業務に慣れてきたら、課題改善を通してスキルアップを目指します。 まずは、新人スタッフ自身が感じた足りない部分、不安な部分を聞き取り、先輩からのフィードバックと擦り合わせて改善策を模索します。 そして、簡単なことから少しずつレベルアップし、フィードバックを通して見えてくる新しい課題の改善を繰り返します。
まずはあなたのペースとやり方でスタート。
スキルに応じたフィードバックでブランクも問題なし。
最初の3ヶ月間は個人のやり方で業務を進めていただき、どのくらいできるのかを見ていきます。
医院の方針と大きく異なる部分があれば、必要に応じてフィードバックと改善を繰り返します。わからないところがあれば、先輩スタッフがOJTで丁寧に教えますのでご安心ください。
特に大きな問題がない場合は、1ヶ月程度で患者様の担当に入っていただきます。
先輩と一緒に受付業務からスタート。
一つずつ仕事を覚えて段階的にレベルアップ。
入職後は先輩スタッフがOJTで業務を教えます。いきなり一人で受付やアシストをさせることはありませんので、ご安心ください。
受付業務では、電話応対、会計、アポイントの取り方などから徐々に慣れていただきます。
受付業務に慣れてきたら、アシスト業務も少しずつ教えていきます。まずは、各治療の流れ、準備物、機材の使い方、材料の保管場所を覚えることから始めます。
これらの事が問題なくできるようになったら、独り立ちです。タイミングは経験やスキルによって異なりますが、入職から大体3〜6ヶ月程度で独り立ちできるようにサポートしていきます。